犬が示す行動やしぐさは飼い主とのコミュニケーション手段であり、彼らの気持ちや状態を理解する手がかりとなります。
この記事では犬がよく見せる行動・しぐさ10選とその意味について解説します。
- 愛犬がよくするこの行動って何?
- これって喜んでるの?嫌がってるの?
- 愛犬の気持ちがもっと知りたい!
そんな方はぜひお読みください
1.しっぽの振り方
犬のしっぽは感情を表現する特に重要な部位です。しっぽを振っているからといって必ずしも喜んでいるとは限りません。
- ゆっくり振る:リラックスしていたり、親愛やお誘いを表しています。
- 激しく降る:喜んでいたりわくわく、興奮している状態。
- 低くして振る:不安や恐れ、戸惑いを表しています。
2.耳の動き
犬の耳の位置や動きも感情を表すサインです。
- 耳を立てている:何かに注意を払っている、集中や緊張または興味を持っている。
- 耳を後ろに引いている:不安、恐れ、または服従。恐怖心や弱気のサイン。
3.あくび
人間と同様に犬もあくびをしますが、必ずしも眠いという意味ではありません。
- 緊張のサイン:ストレスを感じたとき、緊張を和らげようとしてあくびをすることがあります。
- リラックスのサイン:安心しているときにも、あくびをすることがあります。
- 病気のサイン:頻繁にあくびが続くようなら病気や体調不良が原因の可能性もあります。おかしいなと感じたら、動物病院に行くようにしましょう。
4.体をこすりつける
犬が体を人や物にこすりつける行動はいくつかの意味を持つことがあります。
- 愛情表現:飼い主に甘えている。
- 縄張りのマーキング:自分の匂いをつけて、所有権を主張する。
- 満足したサイン:ごはんや散歩後に地面や飼い主に体をこすりつけているのは満足したサイン。
- においを隠したい:自分のにおいを隠す為に、地面に体をこすりつけたりします。
- 痒みや痛み:頻繁に体をこすりつけたり体を掻いている様子がみられたら、病気の可能性もあるので注意して下さい。(寄生虫、ノミダニ、感染症など)
5.お腹を見せる
犬が仰向けになってお腹を見せる行動には、信頼や服従のサインが含まれます。
- 信頼の証:飼い主に対する安心感を示している。
- 服従のサイン:強い相手に対して自分を弱く見せている。
- 期待:おなかを撫でてほしいという期待の表現。
- 挨拶:友好的な挨拶としておなかを見せる事があります。
6.口を舐める
犬が自分の口をなめる行動は、様々な状況で見られます。
- 緊張のサイン:ストレスを感じたときや、警戒しているときに落ち着かせようとしている。
- 空腹のサイン:食べ物を欲していることを示している。
- 満足のサイン:ごはんやおやつ後にゆっくり口の周りを舐めるのは満たされたサイン。
- 病気のサイン:歯周病や口内炎など口の中に異変がある場合、痛みや不快感から口周りを舐めたりします。よく観察し、異変があれば動物病院を受診しましょう。
7.前足でたたく
犬が前足を人や他の動物に軽くたたくような動き(プレイバウ)を見せることがあります。
- 遊びの誘い:一緒に遊びたいという意思表示。
- 注目してほしい:飼い主に構ってもらいたいときや、何かを要求するときに行う。
前足でちょんちょんとしてくる可愛い行動は、かまってほしい等の要求時によくみられます。
しかし、お水がないから入れて!トイレが汚れてるよ!等のサインの場合もあるので、問題がないかチェックしてみてください。
8.うなり声を上げる
犬がうなる行動は注意を喚起するためのサインです。
- 警戒している:不審なものや嫌なことに対して警戒している。
- 防衛のサイン:自分の身を守ろうとしている、または縄張りを守ろうとしている。
- 要求のサイン:飼い主に何か要求してる時に、うなり声を上げ自己表現をする事があります。
- 興奮状態:遊んでいる時に興奮状態になりうなる事があります。
9.耳や尻尾をたてる
犬が耳やしっぽをピンと立てている時は集中している状態です。
- 興味深い対象を発見:何か新しいものに興味を持っている。
- 警戒している:周囲の環境を鋭く観察している。
- 自身のサイン:他の犬の前で耳やしっぽを立てている時は、自分の方が上だと主張している。
10.体を振る
水をかけられた後に犬が体を振るのは一般的な行動ですが、それ以外にも体を振ることがあります。
- ストレス解消:緊張が解けたときやストレスを感じた後に、体を振って気分を切り替えることがあります。
- リラックスのサイン:状況が落ち着いたと感じたときにも体を振ることがあります。
うちの子は起床時は必ずブルブルして体毛をばら撒いてます(笑)
まとめ
犬がよく見せるサイン10の行動・しぐさとその意味について解説してきました。皆さんの愛犬がよくやるサインはありましたか?
犬の行動やしぐさは彼らの感情やニーズを表現する重要な手段です。
愛犬がいつもと違う行動やしぐさを見せた場合、それは健康問題を知らせるサインかもしれません。早期発見と適切な対応が大切なので、気になるサインがあればすぐに獣医に相談することが重要です。
犬のサインを理解することでより良いコミュニケーションが取れるようになり、飼い主と愛犬との絆が深まりますように。
この記事が愛犬家の皆さんにとって少しでもお役に立てたら幸いです。